よしゅあの色図鑑
茶鼠色
チャネズイロ
#A99E93
相性の良い色
よしゅあメモ
茶色に鼠色を混ぜたような、穏やかでくすみのある灰褐色。
※表示環境や印刷条件により色の見え方は異なります。数値はWeb表示用の参考値です。
茶鼠色とは
茶鼠色(ちゃねずいろ)は、「黄赤みの灰色」と表現される、茶色を帯びた落ち着きのある灰色です。
茶色と鼠色の中間に位置するような、控えめで渋みのある色合いをしています。
一見すると地味にも見えますが、その穏やかさこそが茶鼠色の魅力です。
江戸の「粋」を感じさせる鼠色

- 茶色を帯びた灰色
- 江戸時代を思わせる渋い色
- 落ち着きのある印象
- 鮮やかな色を引き立てやすい
- 現代の服装にも取り入れやすい
江戸時代には、贅沢を抑える風潮や奢侈禁止令などを背景として、鼠色や茶色を基調としたさまざまな色が好まれるようになりました。
一見すると慎ましい色の中に微妙な色味の違いを見いだし、それを楽しんだことから、多くの「鼠色」が生まれています。
茶鼠色も、そんな江戸の色彩文化を感じさせる色のひとつです。
単独では控えめですが、江戸紫色の帯や小物のような鮮やかな色を添えると、その印象は一変します。
茶鼠色が静かな背景となることで、鮮やかな差し色がより強く引き立つのです。
茶鼠色が与える印象

- 渋い
- 控えめ
- 落ち着き
- 素朴
- 大人っぽい
茶鼠色は、主張するよりも周囲の色を支えることを得意とする色です。
鮮やかな紫や赤を合わせれば華やかに、生成りやベージュを合わせれば穏やかにと、組み合わせる色によって表情を変えることができます。
現代のファッションでも、コートやジャケットなどのアウターには落ち着いた色が選ばれることが少なくありません。
そんな装いにも茶鼠色は取り入れやすく、和の伝統色でありながら現代でも扱いやすい色だといえるでしょう。
まとめ
茶鼠色は、「黄赤みの灰色」と表現される、茶色を帯びた落ち着きのある鼠色です。
控えめな色を楽しんだ江戸の色彩文化を感じさせる、渋く大人びた色合いをしています。
単独では慎ましく見えても、鮮やかな色をひとつ添えることで、その色を引き立てながら自らも存在感を増していく。
地味さを弱点ではなく魅力として使える、奥深い伝統色です。
茶鼠色のイメージ
