読了目安:約8〜9分 テーマ:塗装で迷わなくなるための思考の軸
はじめに
塗装を始めた頃、ボクはずっと迷っていた。
どの塗料を選べばいいのか。
なぜ同じ色なのに、思った仕上がりにならないのか。
塗料が悪いのか、腕が足りないのか。
そうやって答えのない問いを繰り返しながら、
気づけば塗料棚の前で立ち止まる時間だけが長くなっていた。
でも今なら、はっきり言える。
迷っていた理由は、知識や経験の不足ではなかった。
考える順番が、少しだけ違っていただけだった。
この記事は、
ボクが塗装で迷わなくなるまでに整理してきた
「考え方の軸」そのものをまとめたハブ記事だ。
迷いが減った最初のきっかけは「用途」だった
色ではなく、使い道から考える
最初に変わったのは、
塗料を「色」ではなく「用途」で見るようになったことだった。
大きな面なのか。
細部なのか。
布なのか、ボードなのか。
この視点を持つだけで、
塗料売り場のざわつきが一気に静かになる。
▶ 関連記事:
用途で考える塗装の話
次に必要だったのは「素材を見る癖」
塗料よりも、素材の都合が強い
用途だけでは、まだ足りなかった。
同じ塗料でも、素材が変わると結果は簡単に裏切ってくる。
発泡スチロールが溶けたとき。
プラスチックから塗膜が剥がれたとき。
ボクはようやく理解した。
塗料よりも、素材の都合のほうが強い。
▶ 関連記事:
素材によって塗料を選ぶための考え方とコツ
塗料ごとの「役割」を知ると、判断が速くなる
万能を探すのをやめた
水性塗料は、大きな面を整えるための相棒。
アクリルガッシュは、細部を締めるための道具。
布用塗料は、描くように使うための選択肢。
万能な塗料は存在しない。
でも、役割が分かれば迷いは減る。
▶ 塗料別の記事:
水性塗料の使い方と失敗しない塗り方
布用塗料の特徴と使いどころ、注意点まとめ
アクリル絵の具細部に向いた塗料という考え方
失敗の正体は、だいたい「待てなかったこと」
塗るより難しかったのは、触らないこと
塗装で一番難しかったのは、
塗ることじゃなく、触らないことだった。
乾燥を待てずに触ってしまう。
焦って重ねて、台無しにする。
失敗を減らすために必要だったのは、
技術よりも「待つ覚悟」だった。
▶ 関連記事:
塗装の失敗を減らす乾燥と素材理解の基本
造形塗装の微差:「あっ」を見逃さない視点
塗装で失敗しないための「触らない」習慣と待つ技術
おわりに
塗装で迷わなくなるのは、
塗料を覚えたからじゃない。
考える順番が整ったからだ。
用途を見る。
素材を見る。
役割を理解する。
待つことを受け入れる。
この軸があれば、
新しい塗料に出会っても、もう迷わない。
この記事が、
あなた自身の塗装の「考え方の地図」になれば嬉しい。
次に読む記事
- 用途で考える塗装の話
- 素材によって塗料を選ぶための考え方とコツ
- 水性塗料の使い方と失敗しない塗り方
- 布用塗料の特徴と使いどころ、注意点まとめ
- アクリル絵の具細部に向いた塗料という考え方
- 塗装の失敗を減らす乾燥と素材理解の基本
- 造形塗装の微差:「あっ」を見逃さない視点
Notes
- * 水性塗料:水で希釈・洗浄できる塗料の総称
- * アクリルガッシュ:不透明度と発色が高いアクリル絵の具
- * 布用塗料:布地に定着し、乾燥後も柔軟性を保つ塗料